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書誌情報 要約 特許請求の範囲 発明の詳細な説明 図面の簡単な説明 図面

 書誌情報


《表紙》

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2002−233671(P2002−233671A)
(43)【公開日】平成14年8月20日(2002.8.20)
(54)【発明の名称】乳幼児用玩具
(51)【国際特許分類第7版】

A63H 13/20
5/00
【FI】

A63H 13/20 A
5/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2001−31420(P2001−31420)
(22)【出願日】平成13年2月7日(2001.2.7)
(71)【出願人】
【識別番号】391003912
【氏名又は名称】コンビ株式会社
【住所又は居所】東京都台東区元浅草2丁目6番7号
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 隆
【住所又は居所】東京都台東区元浅草2−6−7 コンビ株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】小野田 幸恵
【住所又は居所】東京都台東区元浅草2−6−7 コンビ株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】永井 勉
【住所又は居所】東京都台東区元浅草2−6−7 コンビ株式会社内
(74)【代理人】
【識別番号】100082876
【弁理士】
【氏名又は名称】平山 一幸 (外1名)
【テーマコード(参考)】

2C150
【Fターム(参考)】

2C150 BA11 BA68 DF06 DF33 DJ08 EB01 ED02 ED42 EF15 EF16 EF29 EH08 FA01 FA42


 要約


(57)【要約】
【課題】 乳幼児の保護者のメリー操作のための負担を軽減することができるメリーを提供する。
【解決手段】 メリーの制御系を、乳幼児の泣き声等の音信号を感知する音センサ10と、音センサ10で感知される乳幼児の泣き声等の音信号の感度を調整する感度調整回路20と、感度調整回路20で調整された感度によって音センサ10で感知された音信号を増幅する増幅回路30と、増幅回路30で増幅された音信号に基づいて予め選曲されたメロディーをスピーカ50に出力する制御を行うとともにモータ60の回転を制御する制御出力回路40と、音センサ10で感知した音信号によって自動的にメリーを操作させるか、あるいは手動でメリーを操作させるかのモードを切り換えるモード切換スイッチ70と、から構成する。



 特許請求の範囲


【特許請求の範囲】
【請求項1】 乳幼児の泣き声等の音信号を感知する音信号感知手段と、
前記音信号感知手段で感知される音信号の感度を調整する感度調整手段と、
前記感度調整手段で調整された感度によって前記音信号感知手段で感知された音信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段で増幅された音信号に基づいて予め選曲されたメロディーを音声出力手段に出力する制御を行うと共に所定の下飾りが連結された駆動手段を駆動させて前記下飾りを回転させる制御を行う制御出力手段と、を備えたこと、を特徴とする乳幼児用玩具。
【請求項2】 前記感度調整手段は、前記感度が複数段階にわたって調整可能であることを特徴とする、請求項1記載の乳幼児用玩具。
【請求項3】 前記乳幼児用玩具は、更に、前記制御出力手段の制御を前記音信号感知手段によって感知された音信号に基づいて行うか、または、手動操作により行うかのモードを切り換えるモード切換手段を備えたことを特徴とする、請求項1記載の乳幼児用玩具。


 発明の詳細な説明


【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児のベッド等の近傍に設置して、下飾りを回転させたり心地よい音色などを出現して乳幼児の安らぎ或いは興趣をそそるようにした乳幼児用玩具に関し、とくに、乳幼児の泣き声を感知するセンサを設けることにより乳幼児の保護者の乳幼児用玩具の操作にかかる負担を軽減することを図った乳幼児玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】乳幼児が眠りから覚めると、大抵の場合、不安感や空腹感或いは排泄による不快感などから泣き出すことが多い。このため、このような乳幼児の不安感等をなだめたりそらさせたりする用具、すなわち、乳幼児向けの玩具の一つとして、メリーゴーラウンド或いは単にメリーなどと通称される玩具が用いられている。本出願ではこの種の玩具を、単に「メリー」と称することにする。このメリーは、各種の下飾りを電動で回転させるとともにその回転動作に併せて子守唄等の各種のメロディーを流すようにしたものであり、通常、ベビーベッドの木枠や天井,壁面などに取り付けられて使用される。
【0003】図4は、このメリーの制御回路の構成を示すブロック図である。図に示すように、従来のメリーは、制御出力回路40と、スピーカ50と、モータ60とから構成される。この制御出力回路40は、予め選曲されたメロディーをスピーカ50に出力する制御を行うと共に、各種の下飾りが連結されたモータ60を駆動させて下飾りを回転させる制御を行う。
【0004】このメリーによると、例えば、乳幼児の保護者は、乳幼児が目が覚めて泣き出したら、乳幼児が寝ているベビーベッドのもとへ行き、図示しないメリー本体の電源スイッチをオンして、メロディーを選択しスピーカ50に出力させるとともに、モータ60を回転させモータ60の出力軸に連結された下飾り(図示せず)を回転させる。そして、泣き止んだら必要に応じて電源スイッチをオフにしてメリーの回転動作およびメロディーを停止させる。このように、メリーは、各種下飾りの回転とその回転動作に併せた各種メロディーの演奏により、乳幼児の不安感等をなだめたりそらさせたりすることができるため、乳幼児の保護者にとって果たす役割は大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のメリーによると、以下のような問題があった。第1に、乳幼児の保護者はメリーの操作のために、常に乳幼児の様子を観察しておかなければならず、その間他の用事ができないという問題があった。換言すると、メリー操作のために常に乳幼児を見張っておかなければならず、乳幼児に付きっきりになってしまい、他の用事を済ませることができなくなってしまうという問題があった。第2に、乳幼児の保護者はメリーの操作のために、乳幼児が寝ているベビーベッドのもとへ行き、その様子を見ながら手動でメリーの操作を行わなければならず、メリー操作が煩雑になるという問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、乳幼児の保護者の以上述べたようなメリー操作のための負担を軽減することができる乳幼児用玩具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するため、乳幼児の泣き声等の音信号を感知する音信号感知手段と、この音信号感知手段で感知される音信号の感度を調整する感度調整手段と、感度調整手段で調整された感度によって音信号感知手段で感知された音信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段で増幅された音信号に基づいて予め選曲されたメロディーを音声出力手段に出力する制御を行うとともに所定の下飾りが連結された駆動手段を駆動させてこの下飾りを回転させる制御を行う制御出力手段と、を備えたことを特徴とする乳幼児用玩具を提供するものである。
【0008】以上の構成において、前記感度調整手段は、好ましくは、感度が複数段階にわたって調整可能である。
【0009】前記乳幼児用玩具は、さらに、制御出力手段の制御を音信号感知手段によって感知された音信号に基づいて行うか、または、手動操作により行うかのモードを切り換えるモード切換手段を備えることが望ましい。
【0010】本発明によれば、音信号感知手段によって乳幼児の泣き声等の音信号を感知して自動的にメリーが作動する。このため、乳幼児の保護者は、メリー操作の煩雑さがなくなり、また、メリーの操作のために、常に乳幼児の様子を観察する必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態によるメリーの制御回路の構成を示すブロック図である。図に示すように、本実施の形態によるメリーは、乳幼児の泣き声等の音信号を感知する音センサ10と、音センサ10で感知される乳幼児の泣き声等の音信号の感度を調整する感度調整回路20と、感度調整回路20で調整された感度によって音センサ10で感知された音信号を増幅する増幅回路30と、増幅回路30で増幅された音信号に基づいて予め選曲されたメロディーをスピーカ50に出力する制御を行うとともにモータ60の回転を制御する制御出力回路40と、音センサ10で感知した音信号によって自動的にメリーを操作させる(以下、「泣いたらモード」という)か、あるいは、手動でメリーを操作させる(以下、「通常モード」という)かのモードを切り換えるモード切換スイッチ70と、から構成される。なお、スピーカ50は、自ら受ける音声振動を感知することにより音センサ10の機能をも果たす。
【0012】以上の構成において、自動でメリーを操作したい場合は、モード切換スイッチ70を、図中の実線で示す「泣いたらモード」に設定する。これにより、音センサ10(およびスピーカ50)で感知した乳幼児の泣き声等の音信号が増幅回路20で増幅され、増幅された信号に基づいて制御出力回路40でモータ60の出力軸に連結された下飾り(図示せず)の回転駆動およびスピーカ50から出力されるメロディー演奏を制御する。もちろん、手動でのメリーの操作が否定されるものではないので、その場合には、モード切換スイッチ70を、図中の点線で示す「通常モード」に切り換え設定すれば良い。その場合の動作は、従来と同様の動作となる。
【0013】図2は、本実施の形態によるメリーの外観を示す図である。図に示すように、このメリーは、ベビーベッドの木枠に取り付けられる本体100と、一端が本体100に取り付けられ他端に動物飾り等の下飾り300が取り付けられるアーム200と、から構成される。
【0014】本体100には、乳幼児の泣き声等の音信号を感知する音センサ101と、音センサ101の音信号の感度を調整する感度調整ダイヤル102と、本体100の電源のオン・オフおよび音量の調節を行うメインボリュームダイヤル103と、メロディーの選曲を行う選曲ダイヤル104と、選曲ダイヤル104によって選曲されたメロディーが出力されるスピーカ105と、が設けられている。なお、前述した通り、スピーカ105は音センサとしての機能をも有しているが、ここでは説明の便宜上、スピーカ105の音センサとしての機能については言及しないこととする。
【0015】感度調整ダイヤル102は、オン・オフして使用されるものであり、オンの場合は、5段階にわたって感度が調整可能になっている。その調整は、目盛で行われる。ここでは、目盛1が90dB 、目盛2が85dB 、目盛3が80dB 、目盛4が75dB 、目盛5が70dB 、と5dB 毎に作動させるようにしてあり、目盛1から目盛5になるに従って音を感知する感度が強くなるように設定されている。従って、乳幼児の泣き声等の大きさ、成長、取り付け環境などに応じて感度レベルを調節することができる。取り付け環境とは、例えば、乳幼児のベッドが置かれている部屋の回りの騒音状態や、寝ている乳幼児からのメリーの取付距離などが挙げられる。
【0016】選曲ダイヤル104は、本体100内に設けられたメロディーICを用いたメロディー回路(図示せず)に記憶されている複数曲のメロディーをダイヤルにて選曲するようになっている。ここでは、例えば、「メリーさんの羊」、「ブラームスの子守唄」、「アニーローリー」、「オースザンナ」、「村のかじ屋」、「キラキラ星」、「スワニー河」、「ローレライ」の8曲のメロディーがメロディー回路に記憶されており、各曲は約5〜7分間程度作動するように設定されている。
【0017】一方、アーム200は、前述したように、一端が本体100に取り付けられ他端には動物飾り等の下飾り300が取り付けられるようになっているが、この他端には下飾り300を回転させるための下飾り回転部201が設けられている。この下飾り回転部201には、モータ(図示せず)が収納されており、このモータの出力軸に下飾り300が連結されている。また、アーム200の内部には本体100からの電源を供給する電源コード(図示せず)が配線されている。
【0018】以下、このメリーの動作について説明する。図3はこのメリーの動作を説明するフローチャートである。まず、選曲ダイヤル104で演奏させたいメロディーを選曲しメインボリュームダイヤル103をオンにする(ステップS31)。ここで、感度調整ダイヤル102がオンされているか否か判断し(ステップS32)、感度調整ダイヤル102がオンされていない場合(ステップS32の判断:NO)は、「通常モード」として、選曲されたメロディーをスピーカ105から演奏させるとともにモータを駆動させて下飾り300を回転させる(ステップS35)。感度調整ダイヤル102がオンされている場合(ステップS32の判断:YES)は、「泣いたらモード」として、音センサ101で音を感知するように動作させる(ステップS33)。
【0019】そして、音センサ101で感知した音量が感度調整ダイヤル102で設定されている目盛の音量に達しているか否かが判断され(ステップS34)、感度調整ダイヤル102で設定されている目盛の音量に達していない場合(ステップS34の判断:NO)は、ステップS33からの動作を繰り返し、感度調整ダイヤル102で設定されている目盛の音量に達している場合(ステップS34の判断:YES)には、選曲されたメロディーをスピーカ105から演奏させるとともにモータを駆動させて下飾り300を回転させる(ステップS35)。所定の時間でメロディーの演奏および下飾り300の回転が終了するとメリーは停止し(ステップS36)、再び、ステップS32からの動作を繰り返すために待機状態となる。
【0020】このように、感度調整ダイヤル102のオン・オフにより「泣いたらモード」と「通常モード」が切り換え可能であり、この「泣いたらモード」にした場合には、メリーの作動が乳幼児の様子に合わせて自動的に開始し停止するので、乳幼児の保護者は、メリー操作の煩雑さがなくなり、また、メリーの操作のために、常に乳幼児の様子を観察する必要がないので、その間に他の用事も済ませることができる。
【0021】また、音を感知する感度が複数段階にわたって調整可能になっているので、乳幼児の泣き声等の大きさ、個人差、成長度合い、取り付け環境(例えば、取付位置や方向等)に応じて感度レベルを調節することができる。
【0022】なお、本実施の形態では、メリーは本体100をベビーベッドの木枠に取り付けるものとして説明したが、天井や壁面、柱などに吊り下げ、或いは引掛けるようにしたものであってよいことは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の乳幼児用玩具によると、乳幼児の泣き声等の音信号を感知する音信号感知手段と、この音信号感知手段で感知される音信号の感度を調整する感度調整手段と、この感度調整手段で調整された感度によって音信号感知手段で感知された音信号を増幅する増幅手段と、増幅手段で増幅された音信号に基づいて予め選曲されたメロディーを音声出力手段に出力する制御を行うとともに所定の下飾りが連結された駆動手段を駆動させて下飾りを回転させる制御を行う制御出力手段と、制御出力手段の制御を音信号感知手段によって感知された音信号に基づいて行うか、または、手動操作により行うかのモードを切り換えるモード切換手段と、を備えるようにしたので、乳幼児の保護者によるメリー操作のための負担を軽減することができる。
【0024】また、前記感度調整手段は、感度が複数段階にわたって調整可能であるため、乳幼児の泣き声等の大きさ、個人差、成長度合い、取り付け環境(例えば、取付位置や方向等)などに応じて感度レベルを調節することができる。
【0025】さらに、前記制御出力手段の制御を音信号感知手段によって感知された音信号に基づいて行うか、または、手動操作により行うかのモードを切り換えるモード切換手段を備えるようにしたので、必要に応じてメリーの操作を行うことができる。


 図面の簡単な説明


【図面の簡単な説明】
図1】本発明の実施の形態によるメリーの制御回路の構成を示すブロック図である。
図2】本発明の実施の形態によるメリーの外観を示す図である。
図3】本発明の実施の形態によるメリーの動作を説明するフローチャートである。
図4】従来のメリーの制御回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 音センサ
20 感度調整回路
30 増幅回路
40 制御出力回路
50 スピーカ
60 モータ
70 モード切換スイッチ
100 本体
101 音センサ
102 感度調整ダイヤル
103 メインボリュームダイヤル
104 選曲ダイヤル
105 スピーカ
200 アーム
201 下飾り回転部
300 下飾り


 図面


【図1】

【図4】

【図2】

【図3】