書誌情報
要約
特許請求の範囲
発明の詳細な説明
図面の簡単な説明
図面
《表紙》
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2002−182662(P2002−182662A)
(43)【公開日】平成14年6月26日(2002.6.26)
(54)【発明の名称】多機能水琴窟
(51)【国際特許分類第7版】
G10K 15/04 301
【FI】
G10K 15/04 301 Z
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】書面
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2000−404120(P2000−404120)
(22)【出願日】平成12年12月12日(2000.12.12)
(71)【出願人】
【識別番号】501026558
【氏名又は名称】須藤 忠義
【住所又は居所】宮城県角田市角田字町152—2
(72)【発明者】
【氏名】須藤 忠義
【住所又は居所】宮城県角田市角田字町152−2
(57)【要約】
【課題】 従来の水琴窟は音を変える事ができず、良い保水や水切りの機構が無く、持ち運びは不便で清掃が難しかった。他の機器との組み合わせもできず、使いにくく、飽きやすく、汎用性がなかった。
【解決手段】 音を変える為に、瓶穴と集水皿穴に穴径の違う音リングを組み合わせて瓶の反響を変えた。瓶を立てた時と伏せた時で音を変えた。下部の水位を変えて音を変えた。瓶内に水以外の音源を組み込んで音を変えた。保水に、瓶と集水皿に渦巻き状溝をつけて、数分の保水を可能にした。水切りに、瓶に水切り溝、集水皿に水切り段差をつけて、完全な水切りを作った。持ち運びや清掃の為に、道具を使わずに分解して部品単位でできるようにした。結果使い易く、簡単に運び、どこにでも置いて使用できて、他の機器と組み合わせたり、音を変える事で飽きの来ない汎用性のある水琴窟とした。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 瓶底外面に渦巻き状溝か山(9)を有し、瓶底内面に輪状の水切り溝(12)を持ち、瓶穴(10)にドーナッツ形音リング(1)を組み合わせる瓶(8)と、上面に渦巻き状溝か山(4)を有し、下面に1段か数段の水切り段差(5)を持ち、中央の穴に音リング(1)を組み合わせる中央に穴の開いた集水皿(3)と、瓶内水位計(15)を有し、1本で瓶内水位の設定とオーバーフロー排水及び全排水を行う空気穴付きホース(18)を持つ瓶収納容器(14)を組み合わせて使う事で、1個の瓶を立てても伏せても使えることを特徴とする水琴窟。
【請求項2】 瓶底や集水皿に貫通させて埋め込んだ複数の送水パイプ(22)から水を流すことで、瓶上に水を注水することなく使用できる請求項1記載の水琴窟。
【請求項3】 除湿器から出る除湿水を利用して音を出す、除湿器と組み合わせた請求項1記載の水琴窟。及び屋外に設置した集雨皿(30)で集めた雨水を利用して屋内に置いた水琴窟で音を出す、集雨皿と組み合わせた請求項1記載の水琴窟。
【請求項4】 瓶内下部に音源として太鼓(25)や、鍋状のボウルを伏せて置いた請求項1記載の水琴窟。及び瓶内下部に水滴はね飛ばし皿(27)を置いた請求項1記載の水琴窟。
【請求項5】 円錐形か円筒形かドーム形で、天井部の一部か全部を塞さぎ、一方向を切り取った形の音方向器(38)を瓶穴上と集水皿穴上に組み合わせた請求項1記載の水琴窟。
【請求項6】 集水皿穴上及び瓶穴上に置き、位置を動かす事で穴の面積を無段階に変えられる、穴面積調整蓋(41)を有する請求項1記載の水琴窟。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 水琴窟は江戸時代に考案され、庭師が庭園に組み込んで作っており、造園分野とされたが、現在では屋内外に置き、庭師や造園とは関係無いものが開発の主流となっている。それゆえ水琴窟は、日本文化から生まれた水滴の音を聞いて楽しむ仕掛けで、現在は独立した水琴窟という技術分野と考える。
【0002】
【従来の技術】 水琴窟は、瓶底に小さな穴を開けた瓶を伏せて置き、瓶内下部に水を溜めておき、瓶上に水を注ぐと瓶穴から入った水が水滴となって瓶内下部の水面に落下し音を発する。音は瓶内で反響し、瓶底の穴から出て来る。その音を聞いて楽しむ仕掛けである。昭和60年代以降多様な水琴窟が考案されているが、一部の庭師やマニアが工夫をして作っている程度で、確立された技術は無く、技術資料もほとんど発行されていない。商品としても大量生産されたものは無く、高価で扱いにくく、多くの人が購入して家庭で楽しむに至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水琴窟は音を変える事ができなかったが、多様に音を変えられる水琴窟を作る事。持ち運びが不便だったが簡単にできるようにする事。屋内や狭い所で使いにくかったが、どこでも使えるようにする事。瓶内の清掃が難しかったが、簡単にできるようにする事。有効な保水機構が無い為有効な保水機構を作る事。有効な水切りが無く、輪状の山や突起を作って水切りと水滴落下を兼ねていたが、純粋な水切り機構を作り、瓶底の広い平面から水滴を落とす事。他の機器と組み合わせたものが無かったので、組み合わせて製品を作る事。水琴窟の音を大きくする事。
【0004】
【課題を解決する為の手段】 音を変える手段。瓶底に作った音リング受(11)に、音リング穴(2)の径の違う数種の音リング(1)を取り換えて組み合わせる事で、瓶を伏せて使う時の瓶の反響を数種に変えた事。集水皿(3)と瓶(8)を組み合わせることで瓶を立てて使えるようになり、1個の瓶で瓶を立てて使った時と伏せて使った時で音を変えた事。集水皿(3)に作った音リング受(6)に、音リング穴(2)の径の違う数種の音リング(1)を取り換えて組み合わせる事で、集水皿と組み合わせて瓶を立てて使った時の瓶の反響を変えた事。瓶を伏せた時と立てた時ともに、空気穴付きホース(18)で瓶内水位を変える事で瓶の反響を変えた事。瓶内下部に太鼓(25)やボウルや水滴はね飛ばし皿(27)を置き、それに水滴を落として従来にない音を作った事。持ち運びと清掃の手段。 瓶収納容器セット(図6)と瓶セット(図4)と集水皿セット(図5)のユニット化し、ユニット単位で持ち運び、清掃ができるようにした。保水の手段。瓶底に渦巻き状溝(9)、集水皿に渦巻き状溝(4)を付けることで、渦巻き溝上に注いだ水をゆっくり時間をかけて中央の穴に集まるようにした。水切りの手段。瓶底に水切り溝(12)を付けた事で瓶底内側に突起や山を作らなくても全部水滴となり、集水皿に水切り段差(5)をつけた事で、集水皿下面に突起や山を作らなくとも全部水滴となった。他の機器と組み合わせる手段。集雨皿(30)と水琴窟を組み合わせることで雨水で屋内の水琴窟を鳴らし、除湿器と組み合わせることで除湿水で水琴窟を鳴らした。音を大きくする手段。水琴窟の音を、聞く者の方向に集中させる音方向器(38)を水琴窟に組み合わせる事で、水琴窟の音を大きく聞こえるようにした。使い易さの手段。瓶底や集水皿に貫通させて埋め込んだ送水パイプ(22)から水を流すことで、水が水琴窟周囲にこぼれる問題を解決し、どこに置いても水で周囲が濡れる心配がなくなった。水は送水パイプにホースを取り付けてどこからでも送水できる。
【0005】
【発明の実施の形態】 図面に基づいて説明する。図1は集水皿(3)と組み合わせて、瓶(8)を立てて使う時の多機能水琴窟の構成を示す割形図である。持ち運びや清掃はこのようにユニット単位でも部品単位でも行う事ができる。一般に同一の瓶で反響を変える為には、瓶内空洞容積を変える事と、瓶内形を変える事と音の出る瓶穴面積を変える事で可能である。瓶を立てて使う時は、集水皿(3)に音リング穴(2)の径の違う数種の音リング(1)を取り替えて組み合わせることで瓶穴面積を変えた事になる。集水皿上に水を注ぐと、水は渦巻き溝(4)に沿ってゆっくり時間をかけて中央に流れ、水は少量ずつ長時間瓶内に落下し続ける事で柄杓での1回の注水で長時間音が出る。水切り段差(5)は集水皿を瓶口(13)に組み合わせる為の段差と、集水皿下面が平面であっても、集水皿上に注いだ水をすべて瓶内に水滴として落下させる為のものである。段差は高さや形によって1段でも数段でも機能させる事ができる。図2は瓶を伏せて使う時の多機能水琴窟の断面図である。立てて使った時と瓶内形が変わる事で音が変わり、音リング穴(2)の径の違う数種の音リング(1)を取り換えて瓶と組み合わせる事で瓶穴面積を変える。瓶上に水を注ぐと、水は渦巻き溝(9)に沿ってゆっくり中央に流れ、少量ずつ長時間瓶内に水滴として落下する事で1回の注水で長時間音が出る。瓶穴から瓶内に入った水は、水切り溝(12)によって瓶底内側の平面から大きい水滴になってすべて落下して音を出す。従来は、瓶底内側に山や突起を作ってそこから水滴を落としていた。しかし水滴は水平面から落ちるものが一番大きく、瓶底内側の平面から落とそうとすると瓶底の少しの傾斜で水は天囲、壁を伝って流れ下ってしまい、水滴にならなかった。図3は瓶を立てて使った時の多機能水琴窟の断面図で、図1を組み立てた状態を示す。図4は瓶(8)に音リング(1)を組み合わせた瓶セットの断面図である。図5は集水皿(3)に音リング(1)を組み合わせた集水皿セットの断面図である。図6は瓶内水位計(15)と空気穴付きホース(18)を持つ瓶収納容器セットの断面図である。空気穴付きホース(18)の空気穴(20)部分を水位設定器(19)に掛けて、瓶内水位(21)の設定とオーバーフロー排水をしている図である。この図のとおり空気穴(20)部分のホースの高さが瓶内水位(21)となり、連動して瓶内水位計(15)の水位となる。瓶内水位が空気穴部分より高くなれば水は自然にオーバーフロー排水される。空気穴(20)は、空気穴付きホース(18)の先を瓶内水位より下にさげても、瓶内の水を吸い出さない為の穴である。瓶内の水を全排水する時は、空気穴付きホース(18)を水位設定器(19)から外して下に降ろすだけで良い。図7Aは瓶底に複数の送水パイプ(22)を貫通させて埋め込んだ瓶底の断面図である。送水パイプから瓶内に直接水を送る事で、瓶外に水が漏れる心配が無い。送水パイプを瓶内に突き出せば(23)送水パイプから直接水滴が落ち、突き出さなければ(24)瓶底内側の平面から水滴が落ちる。水は送水パイプにホースを取り付けて水道水などを注水する。図7Bは集水皿に送水パイプ(22)を貫通させて埋め込んだ集水皿の断面図である。図8Aは瓶内下部に太鼓(25)をセットした断面図である。水滴が太鼓に落ちて音を出し、瓶で反響する。太鼓は太鼓台(26)に固定する。同様に、鍋状のボウルも台に伏せてセットする。太鼓やボウルは水滴が当たって衝撃音と振動音を出し、瓶はその両方の音を反響させる事でこれまでにない音を出す。図8Bは瓶内下部に水滴はね飛ばし皿(27)を皿台(29)にセットした断面図である。水滴が落ちて皿内の水もろとも吹き飛んだ事を示す。吹き飛んで無くなった水は、水滴はね飛ばし皿(27)の小穴(28)からすぐ、下の水が供給される。水滴の質量に皿内の水の質量が加わって皿から吹き飛び、周囲の水面に落ちて音を出すことで、水滴が皿に落ちた時と合わせて1滴の水で2回音が出る。図9は屋外の集雨皿(30)と、屋内に置いた多機能水琴窟と、ホース(31)を組み合わせて作った雨水を音に変えて聞かせる水琴窟の断面図である。雨の強さで水滴量が変わり、音の回数が変わる。集雨皿の皿の面積でも集雨量を変える事ができるので、毎時10ミリメートルの降雨の時毎秒1回音を出し、毎時20ミリメートルの降雨の時毎秒2回音を出すようにして、降雨量を音で知らせる事ができる。図10は除湿器(34)と多機能水琴窟を組み合わせて作った、除湿器から出た除湿水を音に変えて聞かせる水琴窟の断面図である。音の回数で除湿量が分かる。除湿水の出るクーラーと組み合わせて音を出す事もできる。図11Aは音方向器(38)を瓶穴上にセットした断面図である。音方向穴(39)を聞く者の方向に向ける事で音を集中させ、音を大きくして聞かせる事ができる。図11Bは音方向器(38)を集水皿穴上にセットした断面図である。図12Aは瓶穴(10)部分に穴面積調整蓋(41)を組み合わせた分解図である。穴面積調整蓋の軸(42)を瓶側の軸受(43)にセットして使用する。瓶穴の面積を変えるときは、この軸を中心に穴面積調整蓋を回転(44)させる。穴面積調整蓋は集水皿とも同様に組み合わせて使用する。図12Bは穴面積調整蓋(41)を動かして瓶穴面積を変えるところを、平面で説明した図である。瓶穴を全開する時は(45)の位置、全閉にする時は(46)の位置、その間無段階に調整できる。瓶穴面積を変える目的は音リング方式と同じく瓶の反響を変えることであるが、この方法は手軽に作れる為小型の多機能水琴窟に使用する。
【0006】
【実施例】 多機能水琴窟を単体で使用する場合。
瓶(8)を立てて使い(図3)、集水皿(3)上に柄杓で水を注ぐ。水は渦巻き溝(4)により少量ずつ長時間流れ続け、集水皿下面から落ちる。水は水切り段差(5)によってすべて水滴となり、集水皿下面が平面な事で大きい水滴が平面全体から落下して、変化に富んだ大きい良い音が出る。空気穴付きホース(18)を水位設定器(19)で位置を上下に移す事で、瓶内水位を変え、瓶内空洞容積が変わる事で音を変える。集水皿上の音リング(1)を穴径の違う音リングに変える事で音を変える。小型の多機能水琴窟では、音リングより小形化できる穴面積調整蓋(41)を組み合わせ、穴の面積を変える事で音リング同様に音を変える。音が小さい時は、音方向器(38)を集水皿に載せ、音を聞く者に集中させる事で音を大きくする。音が飽きたら、集水皿を取り、瓶を伏せて使う(図2)事で音を変える。瓶を伏せた時でも、瓶底の渦巻き溝(9)、水切り溝(12)は集水皿のそれらと同様の機能を有しており、瓶内水位を変えて音を変える。瓶底に組み合わせた音リング(1)や穴面積調整蓋(41)でも、集水皿のそれと同様の機能を有し、音を変える事ができる。音を大きくするには瓶穴上に音方向器(38)を置く。それでも音に飽きたら、瓶内に大鼓(25)やボウルや水滴はね飛ばし皿(27)を入れて音を変える。以上のように非常に多くの音を変えて楽しめる事が特徴である。以上に加えて、瓶周囲に水が漏れてはいけない場所で使用する場合は、送水パイプ(22)方式(図7A、B)にして雨水などをホースで注水すれば水が漏れる事はない。
多機能水琴窟を他の機器と組み合わせて使用する場合。
除湿器やクーラーと組み合わせて除湿水で音を出す(図10)。除湿水をただ排水するより音に変える事で楽しみが増し、音で除湿量も分かる。屋外の集雨皿(30)と組み合わせて雨水で屋内の水琴窟を鳴らす。外を見なくてもどこの部屋にいても音で雨の強さが分かり、音を聞いて楽しむ事ができる。
【0007】
【発明の水琴窟を使ってできる実験】 瓶内水位を変える事で、瓶内空洞容積を変えた時の音の変化。音リングを換える事で、瓶穴径を変えた時の音の変化。瓶内水位を変える事で、水滴落下高を変えた時の音の変化。水深を変えた時の音の変化。瓶を立てた時と伏せた時の音の変化。瓶内底部に石板やガラス板他を置いて水滴を当てた時の音の変化。瓶内下部に太鼓、ボウル、他を置いて水滴を当てた時の振動音と反響音について。瓶内下部に水滴はね飛ばし皿を置いた時、水滴はね飛ばし皿と水滴落下高についてと音について。集水皿セットのみを使い、他の瓶や壷やビンに載せて音を聞くことで、材質、形、大きさによる音の違い。瓶収納容器セットに土管等を立てて入れ、上に集水皿セットを載せて音を出す。土管の音質を見る他に、同一径の土管で高さを変えて音を出し、径に対する高さの違いによる音の変化を見る。瓶内下部の水面に油を浮かせて上記テストを行う。水面上の油に水滴が落ちた時は、水滴の一連の動作が変わり、音に違いが出る。他にも多様な実験ができる。
【0008】
【発明の効果】 水琴窟の音は100個の水琴窟があれば、100個供音が違うことに意義があり、水琴窟毎に魅力がある。量産した場合はすべて同じ音になるのが一般的である。その為水琴窟は量産に不向きで、産業的でないと考えていた。持ち運びや清掃が不便で、使用方法が限られる事も一般社会に不向きであり、広大な庭の所有者や一部のマニアが、個人的に作っている程度であった。この発明の水琴窟は、自分で自由に部品を組み替えて自分に合った音を作る事ができる。その音に飽きたら別の音を作る事ができる。また自由に分解して部品毎に運んだり清掃することができ、部品単位の利用もできる。扱いやすく、どこにでも置いて聞く事ができる。マニアの人、一般の人共に多様な使い方が可能で、飽きが来ない。利用価値の高い水琴窟である。
【0009】
【水琴窟文化】 水琴窟は、江戸時代に茶人の小堀遠州が考案し、庭師に作らせたという説がある。江戸時代300年の平和が独自の日本文化を生み、頂点に達した時に水琴窟もまた生まれ、育ったものである。水琴窟は、小さな心地よい音を、心を澄まして聞くという精神的な面もある。発展や競争により移り変わりが激しく、心の休まる事の少ない現代社会に於いて、聞く者の心にひと時の安らぎを与えてくれる音と思う。これまで水琴窟技術は、庭師やマニアの秘伝として一般に公開される事無く今に至っているが、その為に作る人毎に技術が違い、音が違うという魅力と、反面で広く発展しない欠点があった。これからは大学等の研究機関で瓶や水滴や構造の研究がなされ、発展して日本発の文化として広く世界に紹介される事を願うものである。
【0010】
【水琴窟の音】 水琴窟の音は水滴が作り出す小さな音である。水滴は水面に落下した後も一連の動作をし、一連の音を出す。音色は、水滴が100回落ちれば100回とも違い、気温、湿度の変化でも変わる。その為同一水琴窟で毎日が少しずつ違う音となる。その音は、時にコロコロとかチロリンとか良い音が出て来る。聞く者は耳を澄まして次の音を期待して無心に待つ。しかし音が小さい為周囲の音が大きいと聞こえない。その時は竹筒等を使い、片方を瓶穴に当て、片方を耳に当てて聞く事もある。しかしマイクロホンで集音し、スピーカーで音を出せば、機械が作った疑似音となり、本物の音とはかけ離れた音となる。まだ、水琴窟の音を正確に再現する事は、現在の技術では不可能なようである。
【図面の簡単な説明】
【図1】瓶を立てて組み合わせた時の構成を示した多機能水琴窟の割型図である。
【図2】瓶を伏せて組み立てた多機能水琴窟の断面図である。
【図3】瓶を立てて組み立てた多機能水琴窟の断面図である。
【図4】瓶と音リングを組み合わせた瓶セットの断面図である。
【図5】集水皿と音リングを組み合わせた集水皿セットの断面図である。
【図6】瓶収納容器セットの断面図であり、空気穴付きホースで水位を設定した状態を示す。瓶はこの中に立てるか、伏せるかして入れる。
【図7】A 瓶底に送水パイプを貫通させて埋め込んだ、瓶底の断面図である。
B 集水皿に送水パイプを貫通させて埋め込んだ、集水皿の断面図である。
【図8】A 多機能水琴窟の瓶内下部に太鼓をセットした断面図である。
B 多機能水琴窟の瓶内下部に水滴はね飛ばし皿をセットした断面図であり、水滴が落ちて水滴はね飛ばし皿の水もろとも吹き飛んだ事を示す。
【図9】屋外の集雨皿と屋内の多機能水琴窟を組み合わせた断面図である。
【図10】除湿機と多機能水琴窟を組み合わせた断面図である。
【図11】A 瓶穴上に音方向器をセットした姿図である。
B 集水皿穴上に音方向器をセットした断面図である。
【図12】A 瓶穴と穴面積調整蓋の組み合わせを示す分解図である。
B 瓶穴と穴面積調整蓋を示す平面図である。
【符号の説明】
1 音リング
2 音リング穴
3 集水皿
4 渦巻き状保水溝か山
5 水切り段差
6 音リング受
7 集水皿穴
8 瓶
9 渦巻き状保水溝か山
10 瓶穴
11 音リング受
12 水切り溝
13 瓶口
14 瓶収納容器
15 瓶内水位計
16 瓶置き台
17 排水口
18 空気穴付きホース
19 水位設定器
20 空気穴
21 水位
22 送水パイプ
23 瓶内に付き出した送水パイプ
24 瓶内に付き出さない送水パイプ
25 太鼓
26 太鼓台
27 水滴はね飛ばし皿
28 小穴
29 皿台
30 集雨皿
31 ホース
32 固定金具
33 ホース
34 除湿器
35 除湿水排水口
36 除湿器収納箱
37 多機能水琴窟収納箱
38 音方向器
39 音方向穴
40 水穴
41 穴面積調整蓋
42 軸
43 軸受
44 穴面積調整蓋を動かす範囲
45 瓶穴全開位置
46 瓶穴全閉位置
【図2】

【図3】

【図4】

【図1】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】
