Bookmark and Share
書誌情報 要約 特許請求の範囲 発明の詳細な説明 図面の簡単な説明 図面

 書誌情報


《表紙》

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2002−125829(P2002−125829A)
(43)【公開日】平成14年5月8日(2002.5.8)
(54)【発明の名称】音がでる飲用容器
(51)【国際特許分類第7版】

A47G 19/22
【FI】

A47G 19/22 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2000−358519(P2000−358519)
(22)【出願日】平成12年10月19日(2000.10.19)
(71)【出願人】
【識別番号】591109740
【氏名又は名称】株式会社電気工事西川組
【住所又は居所】北海道苫小牧市矢代町2丁目10番13号
(72)【発明者】
【氏名】西川 辰美
【住所又は居所】北海道苫小牧市日吉町4丁目20−2
【テーマコード(参考)】

3B001
【Fターム(参考)】

3B001 AA02 CC01 CC15 DB02


 要約


(57)【要約】
【課題】容器の静止時には音はしないが振ったり、又は、容器に口をつけて飲料物を飲む際に容器が傾いていくと共に音が鳴り、且つ、デザイン的に美しく、奇抜性、話題性のある音がでる飲用容器を提供する。
【解決手段】グラス等のような飲用容器において、中空を形成した音発生素材封入部3に音発生素材4として小砂利を封入して成る音発生手段を容器1外側面に設けて本体Pとする音がでる飲用容器を構成する。また、前記小砂利に代えて、金属やガラスの小粒状を任意多数/またはその小粒状の音発生素材の表面をザラザラ面とする。更に、前記音発生素材封入部を容器外周面に沿って湾曲させた構成とする。



 特許請求の範囲


【特許請求の範囲】
【請求項1】グラス等のような飲用容器において、容器を振ったり又は容器に口をつけて飲料物を飲む際に容器が傾いていくにつれ音がでる飲用容器であって、中空を形成した音発生素材封入部に音発生素材として小砂利を封入して成る音発生手段を容器外側面に設けた構成であることを特徴とする音がでる飲用容器。
【請求項2】請求項1の小砂利に代えて、金属やガラス等の粒状を任意多数とした/またはこの粒状の音発生素材の表面をザラザラ面としたことを特徴とする音がでる飲用容器。
【請求項3】音発生素材封入部が容器外周面に沿って湾曲した構成である請求項1または請求項2記載の音がでる飲用容器。


 発明の詳細な説明


【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器を振ったり傾けると音がでる飲用容器に関するものであり、より詳しくは、中空を形成した音発生素材封入部に音発生素材である小砂利又は金属やガラスの粒状を封入して成る音発生手段を容器外側面に設けた構成の音のでる飲用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各飲料物を飲む際に用いられる飲用容器において、音を発生させるものは種々あり、例えば、実開昭63−161576号公報や実開昭64−41378号公報、或いは実開昭57−182375号公報のように、ガラス容器底部に空間を有した二重底の室を形成し、この空間室にガラス球または金属製の発音転動体を封入した構成の技術が開示されており、グラスを手に持って軽く振ると鈴玉またはガラスまたは金属球が、グラス底円形の全域を転動し空間室の内壁に当たる等しながら音が発生するというものである。また、実開昭59−125276号公報のように、ガラス製グラス壁面や脚部に中空状又は棒状を成す打鈴体保持部を形成した、或いは環状の打鈴体を運動自在にグラスに支持させたものが開示されていた。いわゆる、容器を振ったり傾けることによりでる音が、容器に飲料物を入れない場合と飲料物が入った場合では音の響き異なり、及び、飲料物が入った容器に口をつけて飲む際に、容器がちょっと傾くと転動体がスピーディに転動する構成といえるものであった。
【0003】一方、アルコール類等を提供するスナック、または、娯楽的イベント会場やお土産品店等においては、お客に提供する新しいサービスとして、飲用容器類に遊び的感性を加味した新しいタイプの飲用容器が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような背景に鑑みてなされたものであり、容器の静止時には音はでないが、振ったり又は容器に口をあてがって飲料物を飲む際に容器が傾いていくと心地よい音が鳴る、デザイン的に美しく、奇抜性及び話題性のある音がでる飲用容器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、グラス等のような飲用容器において、容器を振ったり、又は、飲料物を飲む際に容器を手に持って容器に口をつけて傾けたりした場合に音がでる飲用容器であって、中空を形成した音発生素材封入部に音発生素材として小砂利を封入して成る音発生手段を容器外側面に設けたことを特徴とする、音のでる飲用容器を構成する。また、前記音発生素材である小砂利に代えて、金属やガラス製の小粒状としたものを任意多数/またはこの小粒状の音発生素材の表面をザラザラ面としたものを任意多数、音発生素材封入部に封入して成る音発生手段を容器外側面に設けた音がでる飲用容器を構成する。更には、前記音発生素材封入部が容器の外周に沿って湾曲した構成とする。
【0006】尚、以上及び以下の記述において、ここでいう「飲用容器」とは、一般的に用いられている例えば、ビールを飲む際に用いられるビアーグラスやコップ系やジョッキー系又は銀銅等のカップ系等の容器、または、コーヒーや紅茶を飲む際に用いられている陶器/または陶磁器の容器、または、ジュースや清涼飲料水等を飲む場合に用いられているグラス系、日本茶を飲む際に用いられる湯飲み系、あるいは日本酒を飲む場合に用いられる盃又はぐいのみ系、ワインを飲む場合に用いられているワイングラス、リキュール等を飲む場合のリキュールグラス等々のように、各種飲料物を飲む際に飲料物を注ぐ為に一般的に用いられているグラス等を総称としての意味で使う言葉である。更に、この場合には、このグラス類の素材がガラス系、銀や銅等金属系、プラスチックや樹脂系、あるいは陶器/または陶磁器など一般的に用いられている素材で形成されたものを含めて用いる言葉を意味するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を以下、図面に基づいて説明する。本実施例では、図1のように、1は容器である。2は脚2aを兼ね備えた把持である。3は中が空洞となっている音発生素材封入部であり(内壁はザラザラ面とすることが好ましい)、容器1外側面下部に水平に設けられる。又、図2のように、小砂利を音発生素材4として封入して本体Pを構成する。即ち、本体Pをテーブル等に置いた場合に、容器1底面がテーブル面との間に隙間があいて浮いているようにする為、且つ、安定感があるようにする為に、音発生素材封入部3と脚2aを兼ねた把持2とをバランス良く容器1外側面下部に一体化して設ける(図3参照)。
【0008】このような構成の本体Pでは、容器1を振ると小砂利が擦れ合う音や音発生素材封入部3の内壁に当たって音を発生する。又、容器に口をつけて飲料物を飲む際に、傾いていく容器と共に、小砂利4が音発生素材封入部3のなかで、ずれ落ちるような状態と共に、この小砂利が、ずれ落ちる音が鳴る、即ち、音が発生するように構成されたものである。また、音発生素材として小砂利を用いたので、この小砂利は容器の静止時には転がらず、容器が傾いたり容器を振った場合に、容器に飲料物が入っている、又は、入っていないに関わらず、上述のように、同じ音が鳴り響く構成としたものである。
【0009】そして、容器自体を、中空を形成した二重構造とすることも可能である。この場合、容器に飲料物が入っていても、音発生手段による音の発生時には、より響きの良いものとなることを可能とするものである。
【0010】尚、上記実施例の他の実施例としては、容器1、脚2aを兼ね備えた把持2、音発生素材封入部3は陶器/または陶磁器の他には、ガラス系、銀や銅等金属系、プラスチックや樹脂系等適宜の素材で形成すればよい。また、把持及び脚においては、上述の実施例に限定されるものではなく、任意形態の脚を兼ね備えた把持を形成すればよい。
【0011】また、他の実施例として、本体Pをテーブル面に置いた場合に、一般的な容器のように容器底面がテーブル面に直に触れる構成とする場合には、例えば、グラスや湯呑みのように把持がないような場合、音発生素材封入部の外側面が容器底面と面一の構成とすれば良い。この場合、音発生素材封入部を容器を介して対向しあう二カ所に設ける構成とすることも可能である。更に、把持があるカップ等の場合には、本発明でいう脚を取り払った把時の構成とすれば良い。
【0012】更には、音発生素材封入部3の形状においては、中が空洞でさえあれば、断面形状が三角状、角状、菱形状等外観形状は任意である。更には、例えば、図4のように、容器外周面に沿った湾曲状に構成しても良い。この場合、音発生素材封入部の内壁はザラザラ面とすることも可能である。
【0013】更に他の実施例としていうなら、音発生素材において、前記のように本実施例では、小砂利を音発生素材としてきたが、この小砂利に代えて、ガラス、金属、又は樹脂製等のような任意の素材を粒状としたものを任意多数/または、この音発生素材の小粒状の表面をザラザラ面としたものを、任意多数を音発生素材封入部に封入することも可能である。そうすれば、すくなくとも前記粒状が、あたかも次々と続くように転動し、音が連発して鳴るような効果を奏するものとなる。
【0014】尚、前記、容器を介して対向的に二カ所に音発生素材封入部を設ける場合、封入する音発生素材は、同質の音発生素材でも良いが、一方には小砂利、他方には小粒状の金属といったように、任意に異なる音発生素材を封入することも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の飲用容器の構成は以上説明してきた如き内容のものであり、本発明では、上品な遊び的感性を加味しデザイン的にも美の工夫がなされ、容器を音発生素材封入部と脚を兼ね備えた把持で浮かせる構成は独創的でとても美しいものとなった。また、音発生手段を容器外側面に設けたことにより、容器に飲料物を入れても入れなくても同じ響きの音がでるものとなった。また、音発生素材として小砂利という自然的な素材を用いたので、静止時には小砂利も静止状態を保ちやすい。容器を振ったらザラザラあるいはシャリシャリというような音が鳴る。容器に口をつけて飲料物を飲む際に、容器が傾いていくにつれ自然的に小砂利が、あたかも一個づつ連続してずれおちるような耳ざわりが極めて良いものとなった。この場合、容器を介して音発生素材封入部を両側に設け、一方側にはガラスの小粒状を封入し、他方側に金属の小粒状を封入すると異なる音が同時に鳴るので、とてもおもしろい。更に、音発生素材封入部を容器外周面に沿って湾曲させた形状としたり、容器を介して両側下部に設ける構造は安定感及び奇抜性のあるおもしろい構造である。従って、お土産店や飲食店あるいは遊び的イベント会場、スナック等飲食店では、奇抜性、意外性及び話題性等を有する新しいタイプのサービスを提供することが可能となる効果を奏するものである。


 図面の簡単な説明


【図面の簡単な説明】
図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
図2図1の音発生素材封入部に小砂利が封入されていることを示す一部切欠図である。
図3】本飲用容器の脚を兼ね備えた把持を示す、及び、容器底面が浮いた状態の構成であることを示す側面図である。
図4】本発明の他の実施の形態を示す斜視図であり、音発生素材封入部が容器下部の外周に沿って湾曲状であることを示すものである。
【符号の説明】
P‥‥‥本体
1‥‥‥容器
2‥‥‥脚を兼ね備えた把持
2a‥‥脚
3‥‥‥音発生素材封入部
4‥‥‥音発生素材


 図面


【図1】

【図2】

【図3】

【図4】