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書誌情報 要約 特許請求の範囲 発明の詳細な説明 図面の簡単な説明 図面

 書誌情報


《表紙》

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2000−206962(P2000−206962A)
(43)【公開日】平成12年7月28日(2000.7.28)
(54)【発明の名称】着信音発生装置
(51)【国際特許分類第7版】

G10H 1/00 102

1/043

1/057
1/10
G10K 15/12
15/04 302
H04M 1/00
【FI】

G10H 1/00 102 Z
C
1/043 A
Z
1/057 Z
1/10 A
G10K 15/04 302 E
H04M 1/00 B
G10K 15/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願平11−3286
(22)【出願日】平成11年1月8日(1999.1.8)
(71)【出願人】
【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 弘樹
【住所又は居所】神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1号 松下通信工業株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】栂尾 幸一郎
【住所又は居所】神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1号 松下通信工業株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】清水 信博
【住所又は居所】神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目7番18号 松下システムエンジニアリング株式会社内
(74)【代理人】
【識別番号】100099254
【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外3名)
【テーマコード(参考)】

5D108
5D378
5K027
【Fターム(参考)】

5D108 AA09 AA20 AB09 AC07
5D378 BB06 BB15 BB22 FF15 FF17 HA09 HB12 LA05 ZZ01
5K027 EE01 FF28 FF29


 要約


(57)【要約】
【課題】 着信音データに対してエフェクトパターンを算出した後にエンベロープ処理を施すようにして楽器音に近い着信音を発生させるようにした着信音発生装置を提供する。
【解決手段】 着信音データに対するエフェクト演算式を記憶する第1の記憶装置1と、原音となる着信音データを記憶する第2の記憶装置2と、第2の記憶装置から読み出した着信音データをディジタル信号処理装置に与えるとともにD/A変換装置を制御する制御装置3と、第1の記憶装置から読み出した演算式に基いてエフェクトパターン算出、正弦波算出及びエンベロープ処理を施すディジタル信号処理装置4と、エンベロープ処理が施された着信音データをD/A変換してアナログ着信音を出力するD/A変換装置5と、アナログ着信音を鳴音するスピーカ6とから構成されている。



 特許請求の範囲


【特許請求の範囲】
【請求項1】 着信音データをディジタル形式で記憶する記憶部と、該記憶部から読み出した着信音データに対してエフェクトパターンを算出してエンベロープ処理を施すディジタル信号処理装置と、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換するD/A変換装置とを備え、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換して楽器音に近い着信音を発生させるようにしたことを特徴とする着信音発生装置。
【請求項2】 前記ディジタル信号処理装置は、着信音データに対するエフェクト演算式を記憶する記憶部からデータを読み込み、これに基いてエフェクトパターンの算出及びエンベロープ処理を行なうようにしたことを特徴とする請求項1記載の着信音発生装置。
【請求項3】 前記エンベロープ処理は、音の立ち上がり又は立ち下りのボリュームを制御するものであることを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置。
【請求項4】 前記エンベロープ処理は、音の立ち上がり及び立ち下りのボリュームを制御するものであることを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置。
【請求項5】 前記エフェクトパターンとしてエコーを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置。
【請求項6】 前記エフェクトパターンとしてトレモロを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置。
【請求項7】 前記エフェクトパターンとしてビブラートを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置。
【請求項8】 前記エフェクトパターンとしてハーモニーを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置。


 発明の詳細な説明


【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信音発生装置に関し、特に電子音のような単音ではなく楽器などの自然音に近い着信音を発生するよう構成したものである。
【0002】
【従来の技術】電話機などの着信音の発生源として、従来は、信号発生回路を備え、それによって単音、例えば電子音を発生させて着信呼出しのために使用していた。しかし、このような信号発生回路からの単音の着信呼出しでは抑揚がなく使用者を始め聞く人にとっては耳障りの音に感じられるという問題があった。
【0003】そこでそれを解消するために、従来、使用者の好みで楽器音などを予め電話機の録音装置に録音しておきそれを読み出して着信音とする方法もあるが、そのために余分な負担がメーカや使用者にかかってくるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、着信音データに対してエフェクトパターンを算出した後にエンベロープ処理を施すようにして楽器音に近い着信音を発生させるようにした着信音発生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決するために本発明の着信音発生装置は、着信音データをディジタル形式で記憶する記憶部と、該記憶部から読み出した着信音データに対してエフェクトパターンを算出してエンベロープ処理を施すディジタル信号処理装置と、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換するD/A変換装置とを備え、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換して楽器音に近い着信音を発生させるようにしたことを特徴とする。
【0006】これにより発生した着信音は、使用者のみならず周りの人にとっても心地よい自然な音に感じられるという効果を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載の発明は、着信音データをディジタル形式で記憶する記憶部と、該記憶部から読み出した着信音データに対してエフェクトパターンを算出してエンベロープ処理を施すディジタル信号処理装置と、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換するD/A変換装置とを備え、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換して楽器音に近い着信音を発生させるようにしたことを特徴とする着信音発生装置としたものであり、楽器音に近い着信音を発生させることができるという作用を有する。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記ディジタル信号処理装置は、着信音データに対するエフェクト演算式を記憶する記憶部からデータを読み込み、これに基いてエフェクトパターンの算出及びエンベロープ処理を行なうようにしたことを特徴とする請求項1記載の着信音発生装置としたものであり、エフェクトパターンの算出及びエンベロープ処理を行なうことにより楽器音に近い着信音を発生させることができるいう作用を有する。
【0009】また、請求項3記載の発明は、前記エンベロープ処理は、音の立ち上がり又は立ち下りのボリュームを制御するものであることを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置としたものであり、単音とは異なる音にすることができるという作用を有する。
【0010】また、請求項4記載の発明は、前記エンベロープ処理は、音の立ち上がり及び立ち下りのボリュームを制御するものであることを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置としたものであり、単音とは異なる音にすることができるという作用を有する。
【0011】また、請求項5記載の発明は、前記エフェクトパターンとしてエコーを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置としたものであり、単音とは異なる音にすることができるという作用を有する。
【0012】また、請求項6記載の発明は、前記エフェクトパターンとしてトレモロを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置としたものであり、単音とは異なる音にすることができるという作用を有する。
【0013】また、請求項7記載の発明は、前記エフェクトパターンとしてビブラートを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置としたものであり、単音とは異なる音にすることができるという作用を有する。
【0014】また、請求項8記載の発明は、前記エフェクトパターンとしてハーモニーを備えるようにしたことを特徴とする請求項2記載の着信音発生装置としたものであり、単音とは異なる音にすることができるという作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施形態に係る着信音発生装置の構成を示したブロック図である。図1において着信音発生装置は、着信音データに対するエフェクト演算式を記憶する第1の記憶装置1と、原音となる着信音データを記憶する第2の記憶装置2と、第2の記憶装置から読み出した着信音データをディジタル信号処理装置に与えるとともにD/A変換装置を制御する制御装置3と、第1の記憶装置から読み出した演算式に基いてエフェクトパターン算出、正弦波算出及びエンベロープ処理を施すディジタル信号処理装置4と、エンベロープ処理が施された着信音データをD/A変換してアナログ着信音を出力するD/A変換装置5と、アナログ着信音を鳴音するスピーカ6とから構成されている。
【0017】ここで図2および図3を使用してエフェクトパターンの作成例およびエンベロープ処理について説明する。
【0018】図2を使用して、先ず着信音に対するエンベロープ処理について説明する。エンベロープ処理が無ければ従来どおりの単音としての着信音が得られるが、エンベロープ処理が有る場合には、着信音の立ち上がり(アタック)と着信音の立ち下り(リリース)のボリュームを制御することによって楽器に近い音を作ることができる。さらにアタックとリリースのボリュームを変えることにより複数のエンベロープ処理パターンが得られる。
【0019】次に、図2を使用してエフェクトパターンとしてのエコーについて説明する。これは現時点の着信音に対して遅延、減衰などの処理を施して残響音を合成するものである。遅延時間、減衰量を変えることにより複数の着信音パターンを得ることができる。
【0020】また、図2を使用してエフェクトパターンとしてのトレモロについて説明する。これは音量を周期的に変動させるようにする操作であり、音量の変動量および周期を変えることにより複数の着信音パターンを得ることができる。
【0021】また、図2を使用してエフェクトパターンとしてのビブラートについて説明する。これは周波数を周期的に変動させるようにする操作であり、変動させる周波数と変動させる周期を変えることにより複数の着信音パターンを得ることができる。
【0022】さらに、図2を使用してエフェクトパターンとしてのハーモニーについて説明する。これは原音と原音に対して音程をずらした音を合成する操作であり、原音とのずれの度合いによって複数の着信音パターンを得ることができる。
【0023】図3によってエンベロープ処理とエフェクトパターンの組み合わせについて説明する。図2に示したエンベロープ処理とエフェクトパターン作成例を組み合わせることにより、多くの種類の着信音パターンを得ることが可能となる。
【0024】例えば、エンベロープ処理を3種類、各エフェクトパターンを4種類とすると、
(1)エフェクト無し(エンベロープ処理のみ):3種類
(2)エフェクトパターンとしてのエコー :12種類
(3)エフェクトパターンとしてのトレモロ :12種類
(4)エフェクトパターンとしてのビブラート :12種類
(5)エフェクトパターンとしてのハーモニー :12種類
となり、合わせると51種類の着信音パターンを得ることができる。
【0025】図4を用いて着信音エフェクト動作を説明する。動作開始後、ステップS41において第1の記憶装置1から着信音データに対するエフェクト演算式のデータを読み込む。次いでステップS42において使用者が着信音に対するエフェクト処理を選択しているかどうかを判定する。
【0026】もしも使用者が着信音に対するエフェクト処理を選択していなければ、ステップS43に進み、ディジタル信号処理装置4において原音に対する正弦波の算出を行ない、ステップS45に進む。また、ステップS42において使用者が着信音に対するエフェクト処理を選択していれば、ステップS44に進み、図2に示したエコー、トレモロ、ビブラート及びハーモニーから適当なエフェクトパターンの算出を行なってステップS45に進む。
【0027】ステップS45においては、ステップS43およびステップS44のそれぞれの算出に対して図2に示したエンベロープ処理を行なう。
【0028】エンベロープ処理を行なった着信データはステップS46にて出力される。次いでステップS47においてD/A変換される。アナログ信号に変換された着信音はステップS48においてスピーカ6から鳴動される。鳴動動作後、着信音エフェクト動作は終了となる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の着信音発生装置は、着信音データをディジタル形式で記憶する記憶部と、該記憶部から読み出した着信音データに対してエフェクトパターンを算出してエンベロープ処理を施すディジタル信号処理装置と、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換するD/A変換装置とを備え、エンベロープ処理した着信音データをアナログ変換して楽器音に近い着信音を発生させるようにしたことを特徴とする。
【0030】これにより発生した着信音は、使用者のみならず周りの人にとっても心地よい自然な音に感じられるという効果を有する。


 図面の簡単な説明


【図面の簡単な説明】
図1】本発明の実施形態に係る着信音発生装置の構成を示したブロック図、
図2】本発明の実施形態に係る着信音発生装置のエフェクトパターンの作成例およびエンベロープ処理について説明するための図、
図3】エンベロープ処理とエフェクトパターンの組み合わせについて説明するための図、
図4】本発明の実施形態に係る着信音発生装置のエフェクト動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 第1の記憶装置
2 第2の記憶装置
3 制御装置
4 ディジタル信号処理装置
5 D/A変換装置
6 スピーカ


 図面


【図1】

【図2】

【図3】

【図4】