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書誌情報 要約 特許請求の範囲 発明の詳細な説明 図面の簡単な説明 図面

 書誌情報


《表紙》

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開平5−181490
(43)【公開日】平成5年(1993)7月23日
(54)【発明の名称】チャイム装置
(51)【国際特許分類第5版】
G10K 15/04 304 B 7227-5H
1/28 8622-5H
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願平3−358703
(22)【出願日】平成3年(1991)12月27日
(71)【出願人】
【識別番号】591171909
【氏名又は名称】株式会社ダイチ
【住所又は居所】東京都江東区東陽3丁目24番14号
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 久芳
【住所又は居所】東京都世田谷区南烏山2丁目30番2号103
(74)【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 侑 (外2名)


 要約


(57)【要約】
【目的】 構造物の内外に設置して時報を告知するチャイム装置に於て、日本の土壌に適合するように共鳴パイプと反射板とを巧みに組合せ、自然な美しい音を演出することを図る。
【構成】 図1に示す様にスピーカー4の後面4bと対峙するスピーカーホルダー4の天井面に反射板7を設け、該反射板7によって反射された後面音波をスピーカー4の周囲に設けた、共鳴パイプの連通孔より共鳴パイプ群6内に流入させ、一方スピーカー4の周囲に設けた配置された共鳴パイプ群6の外面にはスピーカーよりの前面音波を拡散器5により反射させ、一本の共鳴パイプ6a〜6bから2音の共鳴音を発生させる構成とする。



 特許請求の範囲


【特許請求の範囲】
【請求項1】 スピーカーホルダーのスピーカーの後面と対峙する天井面に反射板を、スピーカーの前面に拡散器をそれぞれ設け、また前記スピーカーホルダー、スピーカー及び拡散器の周囲に長さの異なる複数本のパイプを配設するとともに、前記スピーカーと反射板とで形成される空間部に音吹き出し口を設け、該音吹き出し口と連通する透孔を前記パイプに設けて共鳴パイプ群に形成したことを特徴とするチャイム装置。


 発明の詳細な説明


【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建造物の内外壁面その他の場所に設置して時報を知らせるチャイム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来市街地、遊園地、学校などで時報を知らせる方法として拡声器から童謡などのメロディーを流すか、あるいは手動式のキャリオンを鳴らす方法をとっている。
【0003】また、近来繁華街のデパート等の建物の壁面に時刻が来ると壁面の一部が開き、メロディーを奏でる人形が現れて人形の動きとともに時刻を知らせる自動化されたからくり時計が設置使用され通行人を楽しませる装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の各種時報装置のうち、手動式キャリオンに於いては、それ自体不便な手動式である上、その発生音は一般に高音域であるため、必ずしも聴覚に心地よいものとは限らず、近隣とのトラブルを、また低音域を得るには、例えば寺院の梵鐘の如く厚肉大型化すればよいが、重量やコスト上実用的でない。この種キャリオンには音域に起因する問題が残らざるを得ない。
【0005】また、時報の告知を、可動の人形等の動きと、これに副次的にスピーカーからの音波を発生させているので、音質、音域等に必ずしも充分な配慮がなされているとはいえない。
【0006】さらに人形を可動させる手段は複雑なために高価となる。また人形の動作には面白味があるものの、人形の動きを目視できない者にとっては、何等興味にないものとなる。
【0007】それらの課題を解決するために、低音域の発生が可能で心地よい音感を有する一方、設置場所を問わない比較的安価な、時報告知手段としてのチャイム装置として、本発明者は開口部より内方位置においてスピーカーを内蔵せしめた所定形状中空のスピーカーホルダーと、該ホルダー開口部近傍の外側に配置した異長共鳴パイプ群と、上記ホルダー内部乃至外部にあってスピーカとパイプ群間に介装状に配置したデュフューザとを備えてなることを特徴とするチャイム装置を提案した。(特願平1−313740特開平 3−174594)
【0008】上述のチャイム装置は、低音域の発生が可能で心地よい音感を有する一方、設置場所を問わない比較的安価な時報告知装置として好適である。
【0009】しかしながら、上記チャイム装置は、スピーカからの音源は開口部側に伝動し、デュフューザによる拡散や、これに伴う反射を経て異長共鳴パイプ群に効果的に集音せしめ、倍音成分を損なうことなく共鳴が行われることによって、全体としてソフトで自然な音感を与えるように変換されることによって周辺に伝えられることができるものの、スピーカの背面に拡散した音波については収集共鳴させることができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を解決するために、スピーカーホルダーのスピーカーの後面と対峙する天井面に反射板を、スピーカーの前面に拡散器をそれぞれ設け、また前記スピーカーホルダー、スピーカー及び拡散器の周囲に長さの異なる複数本のパイプを配設するとともに、前記スピーカーと反射板とで形成される空間部に音吹き出し口を設け、該音吹き出し口と連通する透孔を前記パイプに設けて共鳴パイプ群に形成したチャイム装置としたことである。
【0011】
【作用】スピーカの後面に漏れた音波はスピーカーホルダーの反射板に衝突し、その反射音波は音吹き出し口より共鳴パイプ群の各連通孔よりパイプ内に流入し、パイプを共鳴させ、スピーカーの正面より音波とあいまって一本のパイプで2音の共鳴音を発生させることができる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基き説明する。図1はこの発明のチャイム装置1の断面図で、通線併用の吊りパイプ2にスピーカーホルダー3を取り付ける。スピーカーホルダー3は、上部を閉止し、下方を開放した所定形状からなり、このスピーカーホルダー3内にスピーカー4を取付ける。
【0013】スピーカー4は図示してないが、増幅器を介して録音装置に接続し、例えば60HZ 〜8000HZ の周波数域における電子合成音によった予告メロディーや時報音等を発音するようにしてある。
【0014】このスピーカー4の前面に拡散器(ディフューザ)5を設け、スピーカー4からの音波を拡散し、後述する長さの異なる共鳴パイプ群6に放射し、パイプを共鳴させるように形成する。
【0015】一方スピーカー4の背面4bと対峙するスピーカーホルダーの天井面に反射板7を設けるとともに、該反射板7とスピーカー4の背面4bとで形成される空間部8の壁面に音吹き出し口9を設ける。
【0016】この様に形成したスピーカーホルダー3、スピーカー4、拡散器5の周囲に長さの異なる複数本のパイプ6a〜6hからなる共鳴パイプ群6を取り付け、この各異長パイプ6a〜6hに前記音吹き出し口9との連通孔10を穿設する。
【0017】スピーカーホルダー3の周囲を囲むように設けた共鳴パイプは順次長さを異にし、また所定間隔に配列してある。またこの共鳴パイプは長さに止まらず径及び肉厚を異ならしめることにより前記スピーカーから発せられる周波周域で共鳴を対に有効に行わしめる様に形成する。
【0018】
【発明の効果】この発明は、スピーカーの後面音圧を該後面と対向して設けた反射板によって発生させた反射音波を音吹き出し口より共鳴パイプ内に流入させ、共鳴パイプを内部より強制的に共鳴させ、その共鳴音はパイプの上下から流れ出る。またスピーカーの前面より音波は拡散器によって、拡散されて各共鳴パイプに衝突共鳴させる。
【0019】上述の様にスピーカー前面の音を共鳴パイプに自然に反射させ一方スピーカーの後面音波を共鳴パイプ内で強制的に共鳴させることができるので、一本のパイプで2音の共鳴音を奏でることができる構成にしたので、自然な美しい音を演出することができる。


 図面の簡単な説明


【図面の簡単な説明】
図1】本発明のチャイム装置の要部の一部断面図である。
図2】同共鳴パイプ群の正面図である。
図3】同共鳴パイプの取付状態を示す平面図である。
図4】本発明のチャイム装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 チャイム装置
2 吊パイプ
3 スピーカーホルダー
4 スピーカー
4a 正面
4b 背面
5 拡散器(ディフューザ)
6 共鳴パイプ群
6a〜6b 異長パイプ
7 反射板
8 空間部
9 音吹き出し口
10 連通孔
11 共鳴パイプ取付部材


 図面


【図1】

【図2】

【図3】

【図4】